■金毘羅山登山で注意したいこと

 金毘羅山周辺は、低山とはいえ広い山林である。目印のテープにしたがって進み、迷ったと感じた時は、すぐにテープにしたがって引き返すことが、迷子にならないコツ。また滑りやすい濡れた岩場や、ぬかるみも少なくない。事前に防水スプレーを登山靴にかけておくことをおすすめする。

金毘羅山でシマヘビに遭遇。鎌首もたげ、尾を打ち鳴らして威嚇してきた。無毒とはいえ、噛まれると危険なのですぐに逃げよう(撮影:野口宣存)
金毘羅山の登山道。荒れているうえにぬかるみや、滑りやすいところも多い(撮影:野口宣存)
金毘羅山の登山道は、目印のテープが頼り(撮影:野口宣存)

 金毘羅山に限った話ではないが、登山前にはしっかり下調べが必要だ。兵庫県警察によると、兵庫県内の山岳遭難では、「道迷い」がもっとも多い原因とのこと。

 金毘羅山はマイナーなだけに、山の情報が少ないが、登山の基本ともいえる国土地理院の地図があれば、登山道も確認できる。なお、幸いなことに金毘羅山の登山道は、ほぼ携帯電話のエリア内。加えてオフラインでも使えるスマホ用GPSアプリがあれば、一層安心だ。

 これから登山のベストシーズン。低山だからといって侮らず、しっかりと準備をして秋の山を楽しもう。

●金毘羅山登山口(民家脇)

・住所:〒669-1311 兵庫県三田市加茂835
・駐車場:なし

●金毘羅山登山口(加茂公民館手前)

・住所:〒669-1311 兵庫県三田市加茂
・駐車場:なし

●金毘羅山

・住所:〒669-1312 兵庫県三田市東野上

●兵庫県警察

・URL:https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/seikatu/sonan/index.htm