■ノルディスク アスガルド12.6

グランピングにも使われるお洒落なテント「アスガルド」(写真:大善亨)
ペグダウンとポール1本で立つ簡単設営(写真:大善亨)

■一目惚れで選ぶのも満足度が高い

 正直なところ2代目のテントには全く不満はなかった。では、なぜノルディスクのアスガルドに買い替えることになったのか?  それは一目惚れである。「こんなおしゃれでかわいいテントがあるのか!」と感じたのを今でも覚えている。実際に購入した時の満足度も非常に高かった。気分はキャンプ初心者から中級者にレベルアップ!  使い勝手に関しては、ペグダウンしてから1ポールで立ち上げるだけと非常にシンプルで楽だった。

 夏場はテント内で過ごすことはなく、タープで過ごすことが多くなり2ルームとは違ったキャンプでの過ごし方となった。グランドフロアやタープを別途買い足さなければならないのでコストはかかる。機能面をあまり考えず見た目のかわいさに飛びついたが、過ごし方や追加で必要なものも増える。好きだけではなく、その後の使い勝手も考える冷静と情熱のあいだで道具は選ぼう。

NORDISK(ノルディスク) アウトドア テント アスガルド12.6 テント
価格 16万600円(税込)
サイズ:本体:横400×奥行375×高さ250cm、収納:横37×縦114cm
素材:NorTech T-TC 185、Zip-in-Floor available as add-on
重量:16kg
定員:6人

■ogawa ロッジシェルターT/C

開放的にしてタープ代わりにすることも可能(写真:大善亨)

■たどり着いたおすすめテント

 惚れ込んで買ったノルディスクアスガルドではあったが、買い替えることになった。その理由は「寝る以外テントで過ごさない」「室内に入るために腰をかがめなければならない」の2点だ。私の家族はまったりとテントで開放的に過ごすのが一番心地よいということが分かった。

 そこで選んだのが現在の筆者の愛用テントogawaテントのロッジシェルターT/C。シンプルな構造でフルオープンにでき、キャンパーのアレンジ次第で過ごし方を変えることができる。タープがわりにしたり、お座敷スタイルにしたり、別売りのインナーテントをつけたりとさまざまな楽しみ方ができる。ロッジという名の通り山小屋風の外観もかわいい。

大空間をどう活かすかはキャンパー次第(写真提供:ogawa)

 自然にも馴染み、室内は大空間でアレンジし放題。どこでも設置できる別荘感もあるので満足度は高い。約28kgと大変重たいのが難点だが、それ以外は筆者ファミリーにとっては完璧!  キャンプ熱はまだまだ冷めそうにはない。

ogawa(オガワ) ロッジシェルター T/C [5人用] 3375
価格 18万1500円(税込)
サイズ:本体:‎460×350×高さ210cm、収納:90×34×52cm
素材:ポリコットン、ポリエステル, 合金鋼
重量: 28.2 kg
最大収容人数 5人(別売りインナー使用時)

■「キャンプ沼」を楽しもう

テント選びでキャンプの過ごし方も変わる(写真:大善亨)

 キャンプは行けば行くほど、新しい道具が欲しくなったり、その反対にいかに道具を少なくしてみようかと考えてみたり、道具という点だけでも楽しみ方は十人十色。今のところ筆者は、ロッジシェルターT/Cに落ち着いているが、もしかしたら運命の出会いが訪れるかもしれない。そんな期待を少しだけ持ちつつ、アウトドアショップ巡りをしたり、ネットショッピングをしたりと楽しみは尽きない。

 キャンプ道具はこう買うべし!  というつもりはない。ただただひたすらに楽しむのが正義である。あなたも「キャンプ沼」ライフを楽しんでみてはいかがだろうか。