■白駒池から苔の森を歩いて天狗岳へ
白駒池は標高2,100m以上の高地にある日本最大の湖であり、中央道諏訪ICから約1時間ほど車を走らせた場所にある。登山や観光目的で多くの人が訪れ、駐車場は有料だがトイレや売店が綺麗に整備されているので、ここでしっかり登山の準備を整えよう。
天狗岳登山の前には各登山口やアプリで登山計画書を提出してから登ることを徹底すること。
白駒池からはまず、北八ヶ岳の有名な苔の森の中を歩く。原生林に囲まれ、岩に苔がびっしり張り付いた幻想的な景色はジブリ映画『もののけ姫』の世界に迷い込んだ錯覚になる。この森は景色を楽しみながらゆっくり歩こう。
白駒池から約35分ほど歩くと最初の山小屋、「高見石小屋」にたどり着く。さらにそこから1時間ほど歩いて森を抜けると、標高2,496mの中山展望台から原生林に囲まれた天狗岳を拝むことができる。
ここから約2時間、少々急な道を歩いて山小屋「黒百合ヒュッテ」を経由して東天狗岳へ向かう。こまめに水分や行動食を補給しながらしっかり歩こう。山小屋から山頂までは距離がまだあり、勾配も急なので、ここでしっかり休憩をして山頂までの英気を養うのもよさそうだ。