船からのルアー釣りで人気ジャンルの1つであるジギング。すでに夢中になっている人も多いと思うが、これからジギングをやってみようと思っている人もいるだろう。ジギングではルアーの1種であるジグというルアーを使用するが、そのジグには元々セットされているフックとは別に、アシストフックと呼ばれるもう1つのフックをセットして釣ることもできる。販売されているジグには、そのアシストフックがすでにセットされているもの(ジグの前後にフックが付いているもの)と、されていない(ジグの片方にのみフックがある)ものが混在している。

 アシストフックがセットされていないジグは、自分好みのフックやフックの位置を調整できる。フックの位置を調整できるアシストラインをつけられる上、コスパの面でも優れたメリットがある。ただ自作するには少々の手間と道具と時間がかかる。

 本来であれば釣行前の準備段階でやっておきたい作業なのだが、釣り場(船上)でもできてしまう方法を紹介したい。今回はジギングで使用するジグにセットするアシストフックを簡単に、しかも特別な道具を使用せずに作る方法を解説しようと思う。

■簡単にアシストフックを自作するために必要なもの

アシストラインとアシストフック、ソリッドリング(撮影:戸松慶輔)

 まずアシストフックを自作するために用意しなければならないものはこちら。

・ジギング用フック
・アシストライン
・ハサミ等
・ソリッドリング

 たったこれだけあればすぐにアシストフックを自作できる。仮に船の上で手持ちのフックが無くなってしまった場合でも、すぐさま釣りに復帰できる。