■フックの結び方は、外掛け結びで3回転

外掛け結びのやり方は非常に簡単だ(撮影:戸松慶輔)

 アシストフックはフックを2つ用いたダブルフックを作っていく。

 フックの結び方は非常に簡単な外掛け結びと呼ばれる結び方だ。針の軸となるチモト部分にアシストラインを這わせて折り返す。チモト部分でラインをクロスさせたらラインと針のチモトをまとめて3回転させてから折り返したループに端糸を通す。アシストラインの元側を引っ張って締め込んだら完成。

 このときラインは針の内側から出て行くように向きを整えよう。

 続いてアシストラインを15センチほどにカットして、逆側にもフックを結んでいく。

 このとき注意したいのが、針のチモトで作ったループの大きさが、アシストフックの長さとなる。そのため、ループの大きさが3センチくらいになるように調整しよう。手順は先ほどと同様だ。

 これでアシストラインの両端にフックが接続された形となる。

■ソリッドリングを付けよう

折り返したアシストラインにリングを通すだけなので器具が不要で簡単(撮影:戸松慶輔)

 ここでソリッドリングを接続するのだが、方法はいたって簡単。アシストラインを折り返して、ソリッドリングの中に通す。折り返し部分をソリッドリングの外側から、くぐらせるようにして締め込めばこれで簡単なダブルのアシストフックが完成だ。

 強度的には80センチクラスのブリまでは十分に釣り上げられるため、青物狙いの近海ジギングなら十分な対応強度となる。

 心配な人は結び目の上から瞬間接着剤などで固定するのも悪くない。

ジグにセットした自作のアシストフック(撮影:戸松慶輔)