■流星群カレンダー
流れ星を見つけるためには夜空が暗いほうがいい。特に月が明るい夜は流れ星を見つけにくい。そこで、流星群の情報に月齢を組み合わせた「流星群カレンダー」を作成した。(流星群の情報は国立天文台及び国際流星機構 (International Meteor Organization)ホームページのデータを参考にした)
主な流星群の極大日と、「極大時に放射点が天頂にあり6.5等の星まで見える空で観察した場合の1時間あたりの流星出現数」を意味する極大時ZHRは、下記の通り。
●2023年7月30日頃 みずがめ座δ(デルタ)南流星群 ZHR 16
●8月13日頃 ペルセウス座流星群 ZHR 100
●10月21日頃 オリオン座流星群 ZHR 15
●12月14日頃 ふたご座流星群 ZHR 120
●2024年1月4日頃 しぶんぎ座流星群 ZHR 120
2023年は、三大流星群である「ペルセウス座流星群」と「ふたご座流星群」の極大日に月明かりが少なく、絶好の観測条件となっており、流星群の当たり年といっていい。
また、ペルセウス座流星群以外にも様々な流星群があり、流れ星のスピードや形状にはそれぞれ特徴がある。
たとえば、ペルセウス座流星群は明るくスピードが速い流れ星が多い。逆に、おうし座流星群は流れるスピードが非常にゆっくりだ。一瞬で流れてしまうペルセウス座流星群しか見たことがない人は驚く。流れ星が消える前に願い事を3回唱えたいのなら、おうし座流星群がおすすめだ。