夜空を駆ける流れ星。見つけたときの喜びは格別だ。
流れ星を見つけるため、8月中旬の「ペルセウス座流星群」の極大日(きょくだいび)に合わせてキャンプをする方もいる。だが実は、流星群は「ペルセウス座流星群」だけではない。そして「極大日」にだけ出現するわけでもない。
流れ星を見つけるポイントをご紹介する。
■流星群とは
流星群とは、毎年同じ時期に流れ星が多く出現する現象のことだ。
地球は約365日かけて太陽の周りを1周する。その軌道上に、流れ星の素となるチリの粒が密集した場所がある。地球がここを通過するとき、チリの粒が地球に向かって落ち、多くの流れ星となる。これが流星群のしくみだ。
なお、『ペルセウス座流星群』は、地球が8月中旬に通過するあたりにあるチリの密集が原因で発生する。
■『ペルセウス座流星群』以外の流星群にも注目!
では、流星群はペルセウス座流星群だけなのか。実は日本で見られる主な流星群は、他にも10個以上存在する。
特に1月の「しぶんぎ座流星群」、12月の「ふたご座流星群」は、ペルセウス座流星群とあわせて「三大流星群」と呼ばれ、多くの流れ星が出現する。
ペルセウス座流星群が際立って有名な理由は、明るい流れ星が多く出現し、夏休み期間中で観測しやすいからだろう。だが「冬キャンプ」が市民権を得た今、冬の「しぶんぎ座流星群」や「ふたご座流星群」も十分見逃せない流星群だ。