■プラスαルート「北八ヶ岳の池をめぐる」

 なだらかな山が連なる北八ヶ岳は山頂付近まで車道が舗装されており、車でアクセスできる所も多い。ここでは峠道を使って車で高所帯まで行き、北八ヶ岳の魅力の一つである、池を巡るルートを見ていこう。

●プラスα2:大河原峠から双子池    静謐な時間が流れる北端の池

[山行ナビ]
日帰り
大河原峠-双子池ヒュッテ-北横岳-大河原峠
歩行時間:6時間50分
体力 ★★☆☆☆ | 技術 ★★☆☆☆

 長野県佐久市にある大河原峠は標高2,093mの場所にあり、マイカーでアクセスできる。まずは峠から30分ほどの場所にある双子山(標高2,224m)へ登って、その先にある双子池を目指そう。雄池、雌池と分かれており、雄池の水は飲めてしまうほど水がきれい。ここはキャンプ泊も可能で、雌池のほとりでテントを張れる。

 そして、せっかくなら足を延ばして大岳へ登りたい。ここは北八ヶ岳の主峰北横岳から1kmほどの場所だが、訪れる人がまばらで人影の少ない静かな山頂。静寂の中でゆったりとした山時間を過ごせる。その後は北横岳を通り、亀甲池方面へ。ここは池の底が亀甲模様になっている珍しい池だ。水の増減が激しく、時には干上がっていることもある。

登山口となる大河原峠。双子池や蓼科山へのアクセスに利用でき、人が多い
双子山山頂は登山口から約30分
早朝の双子池。朝霧が漂い、荘厳な雰囲気を醸し出す
森に囲まれて静謐な時間が流れる亀甲池。時には水が干上がってしまうこともあり、亀甲模様を見られるのは運次第

●プラスα3:麦草峠から白駒池  水面に映る、美しい北八ヶ岳の森

[山行ナビ]
日帰り
麦草峠-白駒池-丸山-麦草峠
歩行時間:3時間
体力 ★☆☆☆☆ | 技術 ★☆☆☆☆

 車で標高2,120mまでアクセスできる麦草峠は茶臼山や縞枯山へのアクセスが良く、多くの登山者に利用される。ここから片道およそ30分の場所にあるのが白駒池だ。八ヶ岳の原生林の中に広がる大きな池で、水面には周囲の深い森が映る。その姿を写真に納めようと写真愛好家も頻繁に訪れる。池のほとりは足元も木も、一面苔で覆われており「苔の森」とも呼ばれている。

 白駒池の往復では物足りないので、せっかくならその先の標高2,329mの丸山に登ろう。山頂の南側は天狗山が眺められる。体力があれば、展望が優れて人気の高い「にゅう」まで足を延ばしてもいい。

標高2,100m以上の池としては国内最大の大きさを誇る白駒池。秋の紅葉シーズンは多くの観光客が訪れる