■夏日&車内も高温! 日中の車内温度検証

検証スタート前の車内温度は40.7℃、湿度は意外と低かった(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 検証スタート前、車内温度は50℃以上あったが、クーラーの積み込みでドアを開けたため40℃まで下がった。実際の車中泊では、窓を全開にし外気温まで車内温度を下げてからクーラーを稼働させるべきだが、今回は検証のためこのままの温度でスタートした。

排熱ダクトからの熱風は60℃を越えていた(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 車外に出て、排熱ダクトからの熱風の温度を測ると、61.1℃。改めてポータブルクーラーにおける排熱ダクトの重要性を感じた。ダクトがない機種の場合、この熱風が車内に放出され、余計に暑く感じるかもしれない。排熱は適切に外に排出するのがベストだ。

■夏日&車内も高温! 日中の車内温度検証

15~19時までの車内温度変化のグラフ(閉め切った車内・16℃設定稼働時)(グラフ:ブラボーマウンテン編集部)

 15時から日没の19時まで、30分ごとに温度記録を取った結果、日中は焼き付けるような太陽の熱で、クーラーをつけても冷えにくかったが、4時間後には10℃ほど下がっていた。

 結果、スポットクーラーでは日中の閉め切った車内全体を冷やすことはできなかった。もちろん冷えてはいるのだが、太陽の熱にはかなわない結果となった。日中の車内でポータブルクーラーを使用する場合は、スポットクーラーと割り切って使うのがよさそうだ。