■「白兀山」の読み方とは

 白兀山の登山道は眺望が少なく、登山中は生い茂った木々が自然の力強さを感じさせてくれる。ルートによっては、大人の顔程の高さに木々の枝が飛び出しているため、注意しながら進む。

獣道のようなルートも存在し、生い茂る森のパワーを感じる(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 生い茂った急こう配な登山道をひたすら登って行くと、突然視界と空が開ける。
こここそが「白兀山」の山頂だ。

白兀山の山頂(撮影:ブラボーマウンテン編集部)
山頂には仏像と見晴台がある(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

 このように山頂付近だけ木々が生えておらず、禿げて見えることから「しらはげやま」という名前がついた。見晴台からは、天気がよければ白山、立山連峰、能登半島などを360°見晴らせる。

山頂付近からは金沢市内や加賀エリアを見渡せる(撮影:ブラボーマウンテン編集部)

■自然溢れる白兀山

 白兀山を含む医王山地域は県立自然公園として、条例により自然が保護されている。ルールを守った登山を心がけよう。また、近年、ツキノワグマの目撃が増えている地域でもあるため、熊鈴など装備を揃え、被害に遭わないよう対策をして楽しもう。