御在所岳(ございしょだけ)は、三重県菰野町と滋賀県東近江市の境に位置する標高1212mの山。新名神高速道路の菰野ICから車で10分、バスは三重交通バスの湯の山温泉・御在所ロープウェイ前下車後すぐの場所にある。

 紅葉シーズンには紅葉スポットとして多くの観光客で賑わい、麓には湯の山温泉があり温泉旅館で宿泊することもできるレジャースポットである一方、登山客にも人気の山となっている。

 今回は過去に5回ほど登頂経験がある筆者が、御在所岳登山の魅力を解説していく。

■御在所岳の奇岩

御在所岳の地蔵岩は、2つの岩に四角形の岩が挟まっている奇岩

 まず、登山客に人気の理由の一つ目は、御在所岳の登山ルートには数々の奇岩を見ることができることだ。「地蔵岩」は複数ある御在所岳登山ルートでも人気の「中登山道」で見ることができ、絶対に落ちないことから、特に受験シーズン前には人気のスポットである。

ゆるぎ岩を横から見た写真。このような奇岩をみられるのは、御在所岳ならでは

 また、御在所岳を登頂し、国見岳を目指して歩くと見えてくる奇岩が「ゆるぎ岩」。今にも崩れ落ちそうな岩だが、横から見ると「リーゼントヘアーの人」にも見える。