暑い夏。涼しい気温のなかで自然を感じながらリフレッシュしたい! そんな夏の旅にぴったりなのが高原でのレジャー。真夏でも清涼、爽やかで、登山やトレッキング、山野草の観賞など自然とたっぷり触れ合える。ついでに温泉に癒され、老舗旅館でくつろく贅沢も。そんな贅沢な休日を味わえる、天元台高原の魅力をギュッとまとめて紹介しよう。
■ロープウェイ&リフトで夏の自然を空中散歩
天元台高原は、東北中央自動車道・米沢八幡原や米沢北ICから車で30分。電車なら山形新幹線・米沢駅からバスで40分の距離。東北のなかでも積雪量が多く、冬季はスキー場がオープンし、サラサラの雪が積もった斜面で極上パウダーを味わえる。
夏になるとコース一面が草花に覆われ、草原のような開放感だ。高原のあちこちに可憐な山野草が咲き、夏山リフトに乗ると空中から植物園を遊覧している気分になれる。また、高原へのアプローチは大型のロープウェイを利用するため、新緑の山を抜ける空中散歩も楽しめる。
■高原をE-BIKEで散策。展望台からの眺望もすばらしい
夏の天元台高原では電動アシスト機能搭載のE-BIKEをレンタルできる。スキー場ベースを周遊したり、斜面を登ってみたりと、行動範囲を広げてあちこち散策が可能だ。高原内には米沢市内を一望できる「パノラマ展望台」など、滝や渓谷などを見晴らせる展望ポイントをめぐる散策コースがあり、所要時間はコースによって20分~1時間ほど。
ほかにも、各所に設置されている「幸福の鐘」「希望の鐘」「安全の鐘」という3つの鐘を鳴らすと、すべての願い事がかなう、なんてポイントがある。夏の天元台高原の平均気温は22度。涼しい環境で屋外レジャーを満喫できる最高のロケーションだ。
■西吾妻山への登山も挑戦
リフト最上部は西吾妻山への登山口があり、日帰りで山頂を往復できる。標高2035mの西吾妻山は吾妻連峰の最高峰。山の中には固有種のアオモリトドマツが自生するほか、森林限界を超えるとさまざまな高山植物が咲いて目を楽しませてくれる。
山頂付近は池塘(ちとう)が点在する高層湿原が広がり、開放感あふれる景色が最高。天元台高原はレストランや宿泊施設を併設する「アルブ天元台」を完備し、ここを登山の拠点にすると便利だ。