夏の風物詩、ホタル。関西では、5月中旬〜6月中旬にかけて見ることができる。ホタルは成虫になると、10日ほどで寿命を迎えてしまうため、ホタルが乱舞する幻想的な風景をみる期間は1ヶ月程度しかない。

 また、ホタルが生息できる条件として、「川がきれい」「街灯が届かない場所」が挙げられ、そのような場所は年々減少している。

 今回は大阪市内から車で1時間30分以内で行ける、ホタルに出会える関西のキャンプ場を3つ紹介する。

■ハイマート佐仲オートキャンプ場(兵庫)

<ハイマート佐仲オートキャンプ場>広大なフリーサイトは最大50台のオートキャンパーの収容が可能 (写真提供:ハイマート佐仲オートキャンプ場)

 ハイマート佐仲は兵庫県丹波にある、山々に囲まれたオートキャンプ場。民宿も併設しており、地元の名産である「ぼたん鍋」「黒豆」「どぶろく」「地鶏」などの食も楽しめる。施設内には、人工の川があり、水遊びもできるため、ファミリーキャンパーには特におすすめのキャンプ場だ。春には桜、夏にはホタルなど、四季折々で違った風景を楽しめ、夜に晴れていれば、満天の星を堪能できる。

 ホタル鑑賞はキャンプ場を出て、川沿いを歩くと見えてくる。6月初旬から中旬が見頃で、運がいいと数百以上のホタルの光を見られる。

 広大な芝生はフリーサイトになっており、Wi-Fiも完備しているオートキャンプ場。お風呂も併設され、ゆったり過ごせるキャンプ場だ。

<ハイマート佐仲オートキャンプ場>高台から見るキャンプ場の夜景は圧巻(写真提供:ハイマート佐仲オートキャンプ場)

●ハイマート佐仲オートキャンプ場

・住所:〒669-2731 兵庫県丹波篠山市小坂459-3
・電話番号:079-593-0888

・ホームページURL:https://heimat-sanaka.com/
※営業日時はホームページよりご確認ください

■休暇村紀州加太(和歌山)

<休暇村紀州加太>「休暇村」は日本全国に35ケ所もある(写真提供:休暇村紀州加太)

 休暇村紀州加太では、大自然の中でキャンプを満喫できる。オートサイトにはAC電源がついており、BBQコンロや食器セットなどのレンタル品も豊富なので、初心者キャンパーも安心して利用できる。車で3分ほど走ると、加太淡嶋温泉「紀州加太 天空の湯」があるのも嬉しいポイント。

 また、キャンプデビューを考えている方は「手ぶらでキャンプ」のプランを利用してみるのもおすすめ。テントやBBQコンロ、食材等、必要なキャンプギアが全てレンタルでき、手ぶらでキャンプ体験ができる。

 肝心なホタルは、5月下旬から6月上旬に、キャンプ場横を流れる「阿振川(あぶりがわ)」で見ることができる。川の水は透き通っており、ホタルが生息できる環境が整っている。

<休暇村紀州加太>都会の喧騒をわすれ、自然と一体化したいときにおすすめのキャンプ場(写真提供:休暇村紀州加太)

●休暇村紀州加太

・住所:〒640-0102 和歌山市深山483
・電話番号:073-459-0321

・ホームページURL:https://www.qkamura.or.jp/kada/
※営業日時はホームページよりご確認ください