燕岳は北アルプスにある標高2,763m、山頂部は花崗岩が露出しているために白く、遠くから見ると雪が積もっているように美しい山。「北アルプスの女王」とも呼ばれています。山頂周辺には「高山植物の女王」コマクサの可憐な群生があり、運が良ければライチョウに会うことも出来ます。
「初心者も比較的登りやすい」と言われる山ですが、その理由はコースタイムもほど良く、整備された登山道で山頂まで登れること。さらに素敵な景色と山小屋(燕山荘)があるからではないでしょうか。リピーターも多いとのことです。私もその一人! 毎年必ず訪れています。今年は県道のゲートが開いてすぐに登ってきました。
■みんな大好き! にぎわう燕岳
ゲートが開いた週末からたくさんの人で賑わったようです。私はゲートが開いて4日目の4月25日に日帰りで登ってきました。
晴天の日! 樹々の合間のブルーがすごく綺麗でした! 夏日のような暑さで、汗をかかないように歩くととてもゆっくりになりました。平日でしたがこの日もたくさんの人が登ってて、その様子に、「登山シーズンが始まったなぁ」という気持ちになりました。
■登山道はどうなってる?
第ニベンチまでほとんど雪はなく、朝にはあった少しの雪も下山時には溶けて無くなっていました。第二ベンチをすぎると雪が出てきます。第三ベンチ手前から雪が増えてきたので、第三ベンチでアイゼン(クランポン)を装着しました。富士見ベンチは雪に埋まっていました。
富士見ベンチをすぎると尾根歩きになり、夏道と雰囲気が違います。燕山荘まで丁寧に(冬道を示す)赤い旗(赤布)があり、きちんとルート取りされていて、安心して歩くことができます。
「合戦小屋」も1メートルほどの積雪があるようでした。合戦小屋は、しばらくは土・日・祝日のみの営業でゴールデンウィーク中は営業するそうです!
合戦小屋から「合戦沢の頭」までは直登、燕山荘まで尾根上がルートになっています。踏み抜きのあとがたくさんあるので慎重になりました。冬道の方が景色が良くて好きでした!!