自転車で気楽にふらっと出かけるのに心地のよい季節。本格的なロードバイクも気になるけど、「高額だし、ずっと乗るのだろうか」と躊躇してしまう人も多いはず。かといって、シティサイクル(ママチャリ)やミニベロ(小径車)では行動範囲や性能において物足りない。

 そんなあなたへ、大きめのバッグに収納でき公共交通機関にも一緒に持って行けるうえ、機動力も侮れないモビリティ、14インチ折りたたみ自転車の魅力を紹介しよう。

■魅力1 驚くほどぐんぐん前に進める

ギア比が一漕ぎで大きく進む秘密(写真:大善亨)

 14インチ折りたたみ自転車を見たり触ったりした際に、多くの人が思うことがある。「こんなに小さなタイヤで本当に前に進むのか?!  どれだけペダルを回さなければならないんだ……」と。実は26インチのシティサイクル(ママチャリ)より、ペダル一漕ぎで大きく進むモデルが多数存在している。

 その秘密はギア比にある。乗ったことがないあなたもぜひ、「なんだこれは?!」とぐんぐん前に進む感覚を試してみてほしい。シティサイクルをあっという間に抜き去るほどのスピードを出すこともできる。

 また、タイヤも小さいため、漕ぎ出しも軽く、ストップ&ゴーの回数が多い街乗りにも向いている。

■魅力2 自分に合った走り方を楽しめる

のんびり走るシティサイクルスタイル(写真:大善亨)
前傾姿勢でスピードを出すスタイルも(写真:大善亨)

 各メーカーによって違いはあるが、多くは座席の高さを変えることができ、なかにはハンドルの高さを変えることができるモデルもある。これにより、自分の気分に合わせて自転車の乗り方を選ぶことができる。例えば、シティサイクルのようにハンドル位置を高くしてのんびり気持ちよく乗るスタイル、座席位置の方を高くして前傾姿勢でロードバイクのようにスピードを楽しむスタイルと自由自在だ。