NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、大泉洋が演じる源頼朝が鎌倉幕府を開き、日本初の武士政権を立ち上げる様、および頼朝公の死後に北条氏中心とする13人の御家人が年若い2代目将軍頼家公とともに鎌倉幕府を引き継いでいく様を描く。
静岡県富士宮市には、頼朝公が息子であり鎌倉幕府2代目将軍、頼家とともに富士山麓で催した「富士の巻狩(ふじのまきがり)」ゆかりの地が多く残っている。「巻狩」とは数人で獲物を取り巻き、追い込んで射止める狩猟のことであり、中世に神事や軍事演習のために行われていた。
大規模な軍事演習である「富士の巻狩」は、数千から数万騎の御家人を引き連れて開催されたと言われている。今回は富士宮市に残るゆかりの地を紹介していこう。