■倉敷市・阿知の藤 ~アケボノフジの大きさ日本一~

大きさ日本一のアケボノフジ(写真提供:倉敷市教育委員会)

 倉敷市中心部の鶴形山という小高い丘の上には「阿知の藤」と呼ばれるアケボノフジが自生している。幹回り1.5メートル、根元の周囲2.2メートルで、アケボノフジとしては日本一の大きさと言われている。5月上旬には淡紅色の花を咲かせる。

 1956年に岡山県の天然記念物に指定されており、樹齢は300年とも500年とも言われている。近年樹勢の衰えが目立つことからさまざまな処置が施されている。ちなみに女流棋戦のタイトル「倉敷藤花」は、倉敷市の花が藤であることにちなんでいる。

 付近は白壁と柳並木で知られる倉敷美観地区をはじめ、エル・グレコの「受胎告知」を所蔵する大原美術館、ツタのからまる赤レンガの建物が目を引く倉敷アイビースクエアなど、岡山県屈指の観光スポットとして知られる。

 施設名:阿知の藤
 所在地:倉敷市本町12
 入場料:無料

 桜に比べ地味な印象の藤だが、その控えめなところがまた魅力である。今回紹介した「日本一」の3カ所は、いずれも近くに観光スポットが多いので、ぜひ併せて訪れてほしい。