■一目十万本! おすすめ展望スポット
一目で十万本が見渡せるとも言われる一帯は、緩やかな傾斜の畑の中を縫うように道がある。お花見用に開放している畑もあり、花を間近に見たり、高台からあんず畑を一望したりと、思う存分あんずの世界に浸れる。
高い場所から景色を一望するなら、「窪山展望公園」や「花さか村・上平展望台」が見晴らしもよくおすすめ。遠くには残雪で白く輝く白馬岳〜小蓮華山、白馬乗鞍岳、高妻山なども見えていた。
里の反対側には「薬師山展望台」もあり、こちらからも山里がピンク色に染まる様子が楽しめる。
倉科地区はあんずの木は少ないが、その分観光客も少なく静かに散策できる。あんずの木の下でイーゼルを立ててのんびりと絵を描く人も見られた。
信州千曲市・あんずの里MAP(出典:信州千曲観光局):https://chikuma-kanko.com/wp-content/uploads/2022/02/9ec6d9c2fb4136730077edfa22eae573.pdf
■ピクニック気分で「スケッチパーク」へ
「スケッチパーク」は畑ではなく、観覧を目的としているスポットだ。花咲き誇るあんずの木の下でシートを敷いてピクニック気分で楽しむこともできる。
朝は肌寒かったが、穏やかに晴れて日中は暑いくらい。そよ風が心地いい春らしい行楽日和で、お花見にももってこいの気候だった。行き交う人々にも、あんずの花のように笑顔の花が咲いていた。
※ 地区内には駐車場(有料:500円)が数多く用意されているが、花の時期の(天気のいい)休日はあっという間に満車になる。早めに到着して駐車したら、のんびり歩いてお花見するのがいいだろう。多少の高低差はあるものの、徒歩で十分まわれるくらいだ。
6下旬〜7月中旬にかけてオレンジ色の実がなる。初夏にぴったりな甘酸っぱい味わい。あんず狩りもできるのでこれからも楽しみだ。