■Snow Peak

 高いクオリティを誇るテントなど、アウトドアシーンで一際高い人気を持つブランド、Snow Peak。美しい機能美やオシャレなブランド感から、海外のメーカーだと思っている人も多いのではないだろうか。

 創業者の山井幸雄氏が、1959年に自分が使うための山道具の製造を、町工場の職人に依頼したところからSnow Peakの歴史が始まった。金属加工の町として知られる燕三条で、大工道具メインの問屋から独立し、産声をあげた前身の山井商店。

 1964年当時の登山ブームに乗って、クオリティの高い山道具が大ヒット。その後、幸雄氏の長男・太氏により、これまでにないクオリティを持つテント商品が開発され、Snow Peakの名がキャンパーの間に広まっていった。

 商品とともに、太氏が学生の頃にアメリカ滞在時のキャンプで経験した、「自然の中で、豊かで贅沢な時間を過ごすためのキャンプ」の提案がキャンパーに受け入れられ、従来の無骨なキャンプの世界観が刷新された。社員全員がキャンパーであり、自らが欲しいと思うものを信じて、今後も商品開発を続けていくという。

 企業理念である「The Snow Peak Way」にも、「常に進化し、革新を起こし、時代の流れを変えていきます」とあるように、日本のアウトドアシーンを牽引するブランドといえるのがSnow Peakなのだ。

●Snow Peak 焚火台 L [3-4人用]

(写真提供:Snow Peak)

価格/1万7600円(税込)
サイズ/幅455×奥行455×高さ315cm

 1996年に発売され、「焚火台」というジャンルを作ったのがこの商品。今日では当たり前となっている、キャンプ上での「直火禁止」のルールを常識化したアイテムでもある。焚き火の熱量に対応するタフなステンレス素材を使用し、焚き火だけでなく調理を楽しめる利便性も併せ持っている。シンプルな美しいデザインで、一生ものとして愛用できる名品だ。