3月16日、福島県沖で震度6強の地震が発生し、東京電力管内で一時200万軒を超える大規模な停電が発生した。地域によっては断水が発生し、自衛隊が給水支援を行うなど甚大な被害が出た。他にも東北新幹線が脱線するなど、ライフラインにも大きな影響を及ぼしている。

 今回のような万が一の災害時でも、役に立つアウトドアギアがいくつかある。普段キャンプをしない人も防災用品として家に備えておいてほしい物ばかりなので、ぜひ参考にしていただきたい。

■ランタン

災害時は手軽に使えるLEDランタンがおすすめ

 停電時に役に立つのがランタン。暗いときに明かりがあるだけで人は安心でき、明るさだけでなくメンタル部分にも影響を与える重要アイテムだ。 

 LED、ガス、ホワイトガソリンなど使う燃料によって種類のあるランタンだが、なかでもおすすめなのは「電池式LEDランタン」である。

 電池式LEDランタンの場合、誰でも扱いやすく、また電池を入れればすぐ使えるようになるなど直感的に使用できる。他にもホワイトガソリンや灯油などの燃料は劣化が早く、不足した場合に手に入れることができる場所も限られてくるが、電池であれば購入可能なお店も多い。使い勝手、管理のしやすさの点から、電池式のLEDランタンはいくつか備えておくといいだろう。

■ガスバーナー

非常食は湯煎やお湯が必要な場合が多く、ガスバーナーも重宝する

 ガスバーナーは特に停電すると調理できなくなるオール電化やIHの家の場合、備えておくことをおすすめする。非常食はインスタントラーメンのようにお湯が必要なものや、湯煎が必要なものが多い。長期間停電が続くことも考えられるため、カセットコンロやガスバーナー、それに伴い適応するガスボンベも備えておこう。