■重畳山

重畳山からの展望(写真:古座川町観光協会)
山中を流れる「七珍宝の滝」(写真:古座川町観光協会)

 重畳山は公共交通機関でもアクセスしやすい山で、標高は302m。その読み方は「かさねやま」。山中には、かつて修験者の行場として使用されていたとされる「七珍宝の滝」や、二段で構成される「銚子の滝」があり、清々しい雰囲気が感じられる。山頂には熊野灘を見晴らす展望広場があり、海、川、山と和歌山の自然を満喫することができる。

緑溢れる癒しの遊歩道(写真:古座川町観光協会)

 山頂の展望広場から神王寺につながる遊歩道は、緑あふれるのどかな景色が楽しめる。神王寺は弘法大師の開基とされており、参道には石仏が並ぶのが特徴だ。

●基本情報

施設名:重畳山
住所:〒649-4121 和歌山県東牟婁郡串本町古田
アクセス:JR紀勢本線古座駅から車で約20分

 本記事で紹介した和歌山県の難読山は、標高が低く初心者でも挑戦しやすい山ばかり。和歌山県を訪れた際には、低山の登山を楽しんでみてはいかがだろうか。