森林大国である日本は全国に無数の山があり、そのなかには読み方が難しい「難読山」も数多く存在する。本記事では和歌山県にある難読山「章魚頭婆山」「嶽の森山」「重畳山」について、その読み方と山の特徴を紹介する。
■章魚頭婆山
章魚頭婆山は高さ136mと、初心者でも簡単に登ることができる標高の低い山で、読み方は「たこずしやま」。地元では「高津子山」としても親しまれている。山頂には和歌山県の浦が一望できる展望台がある。この展望台から見える夕日や朝日は、和歌山県の朝日夕日百選にも選ばれている絶景だ。
章魚頭婆山には、多くのソメイヨシノが植えられており、春には絶景の花見が楽しめる。昼から花見を楽しみ、夕方に夕日を眺めてから下山するといった、贅沢な楽しみ方ができるため、春に和歌山県を訪問した際には、立ち寄ってみてはいかがだろうか。
●基本情報
施設名:章魚頭婆山
住所:〒641-0036 和歌山県和歌山市西浜
アクセス:バス停留所新和歌遊園から徒歩約20分
■嶽の森山
嶽の森山は標高376mながら、岩場が多く冒険気分を楽しめる山だ。その読み方は「だけのもりやま」。急な斜面も多く、設置された鎖やロープを使用しながら山頂を目指す、本格的な登山が楽しめる。
嶽の森山の名所である「ナメトコ岩」では、水が流れるすぐ隣を歩くことができる。登りやすいように岩にくぼみがあり、利用しながら進むのがポイントだ。ただし雨上がりなどは、滑りやすいので十分注意が必要だ。
嶽の森山のもう一つの見どころが、豆腐岩。この岩肌は人工的に組み上げられたものではなく、岩の割れ目に水が通ることで自然にできたものだ。
●基本情報
施設名:嶽の森山
住所:〒649-4453 和歌山県東牟婁郡古座川町洞尾
アクセス:紀伊本線古座駅から車で約20分