■ナイフ選びのポイント2 ナイフの構造

革で作られたさやに収まるシースナイフ

 ナイフの構造は主にシースナイフとフォールディングナイフに分けられる。選ぶ際は主な用途をベースに決めるとよいだろう。

●シースナイフ

非常に頑丈なシースナイフ

 シースとは鞘のこと。シースナイフは刃とハンドルが一体になっており、専用の鞘に収めるタイプのナイフだ。その構造ゆえ、頑丈な造りが特徴。薪を割ったり、枝を削ったりすることに向いているナイフだ。

 特に1枚の金属板がハンドル後端まで通っているフルタングナイフは非常に頑丈なため、薪割り用のバトニングナイフにて使用できる。ナイフは刃が薄いので、木の節で止まってしまい抜けなくなる可能性がある。なるべく節の少ない薪を選ぼう。

●フォールディングナイフ

コンパクトに収納できるフォールディングナイフ

 フォールディングナイフは、ナイフの刃を折りたたんで収納できるタイプのナイフだ。非常にコンパクトになるので、持ち運びに便利。ちょっとした料理の際に重宝するだろう。

 十徳ナイフなどのツールナイフもフォールディングナイフのひとつ。料理の際はもちろんのこと、万が一の災害時にも非常に便利だ。注意したいのは、折りたたみ金具の部分。料理の後などは注意して洗わないとサビの原因になってしまう。