キャンプではナイフ、斧など、怪我につながりやすい道具も多く扱う。怪我を防ぐためにも、作業手袋は必需品だ。刃物だけではなく、薪のささくれや火、ロープも場合によっては怪我の元となる。かと言って、厚手の手袋は細かい作業には不向きに思うこともあり、逆に薄い手袋で火の回りの作業をするのは心もとない。そこで今回はシーン別に適した、キャンプで使える作業手袋の選び方を紹介する。

■作業手袋の重要性

●怪我防止

 一番のメインはここ。バトニングの際、誤ってナイフが手に当たってしまったらそれだけで大怪我だ。しかし、作業手袋をつけていれば、切れずに済む可能性は高く、リスクが大幅に下がる。他にもロープワークでも勢いよく引っ張ったりすると手が切れたり、やけどしてしまうこともあるが、それを防ぐことができる。

●滑り防止

握る手が濡れていると持っているものが滑りやすい。例えば魚を捌くときに素手で包丁を持っていると、水気や魚のヌメリで手が滑ることがある。そういった場面でも作業手袋は活躍する。