■ゲレンデとパウダーの両方滑れる板が欲しい

 私のスキー歴はだいたい5~6年。中学のスキー教室以来触ることはなく、高校の頃にスノーボードにチャレンジしたもののあまり上達せず、社会人になってから仕事の関係で偶然スキーを再開することになりました。スノーボードと違い両足が離れるので転ぶ回数が極端に少なく、この安心感によって徐々にスキーを楽しめるようになっていきました。

 元々山の景色が好きで、冬は雪の積もった木を眺めているだけでも癒されるタイプです。友人の影響もありバックカントリースキーに憧れがあり、そのためには上達がマストなので、目標達成のためにも自分の板を買おうと決心し、神田にあるスキー専門店を訪れました。

■自分に合うスキー板の探し方

 先述の通り私の希望は、ゲレンデはもちろん、いつの日かサイドカントリーなどパウダーゾーンも挑戦できる両刀の板です。その希望を伝えつつ、スキーショップのスタッフ海野さんに色々ご相談しました。

今回相談にのってくれた海野さん

●ポイントはウエスト幅

 板を選ぶ際にはまず、板の一番細い部分=ウエスト幅を見ていきます。圧雪されたゲレンデ用には70mm台、ゲレンデもパウダーもどちらも希望する場合は男性は90~100mm、女性は85~95mmの間がオススメとのことです。これ以上太くなると、非圧雪ゾーンのふわふわした浮遊感を楽しめる一方で、エッジの立ち上がりが遅くなるためゲレンデでの操作性が低下する可能性があるそう。ということで、私は90mm前後のものにしようと思います。

●板の長さと反り返りの形状について

 ゲレンデとパウダーが半々くらいなら、板の長さは身長と同じくらいか少し長めが良いでしょう。また、通常は板の先端が反り上がっているものが多く(ロッカー形状と呼びます)、板を横から見たときに反り上がるスタート位置がセンターに近いほど雪との接地面が短くなりコントロールがしやすくなります。逆に反り上がりがほとんどなく、接地面が長いと安定感が増すようです。

■予算内での候補の板

 今回の予算は、板とビンディングを合わせて10万円以内。初中級者の私には、癖がなく素直に動いてくれる板がオススメということで、予算内でいくつか選んでいただきました。

ところ狭しと並べられたたくさんのスキー板