スキーやスノーボードに挑戦してみたい! という初心者にとって、雪道を運転してスキー場に向かうのはハードルが高いもの。
しかし、通常の旅行と同じような感覚で、高速バス、新幹線、飛行機などの公共交通機関を使ってアクセスできるスキー場は意外と多い。本記事ではそれぞれ交通手段のメリット・デメリットを比較し、アクセス良好なスキー場を5ヵ所紹介する。
■公共交通機関を利用した、スキー場までの移動手段
●高速バス
冬季限定で東京、名古屋、大阪、広島など各地から全国のスキー場を結ぶスキーバス。予めオンライン、または電話で予約する。手荷物+スキー板、またはスノーボードの積み込みは基本的に無料(会社によっては荷物の個数や長さの規定があるので注意)。夜行バスの場合は夜に出発し、次の日の朝スキー場に到着するので、眠っている時間を有効活用でき、ホテル代の節約にもなる。
デメリットは長時間移動で疲れやすいこと。車やバスで眠れないという人には向いていない。長時間座ったままの姿勢でいると腰痛やエコノミークラス症候群も懸念されるため、休憩時間にはバスを降りてストレッチするなど工夫しよう。
●新幹線
新幹線は移動時間が短く、駅直結のスキー場もあるのでとても便利。遅延のリスクも低く、日帰りでも時間的余裕のない人には、スキー場での滞在時間が確保しやすい。バスに比べて乗り心地もよく、ゆったりとした気分で移動できる。
ただし高速バスに比べると交通費がかさむため、シーズン中何度もスキー場に行く予定がある場合は利用しにくい。少しでも節約しようと自由席を選択してしまうと、年末年始などの繁忙期は確実に座ることができないため、指定席の確保が必須。
そのうえ用具など大型の荷物を持って行くので、乗り換え時の負担が大きく、あまりおすすめできない。スキー宅急便を利用して到着日に間に合うように送るか、現地でレンタルするとよい。
●飛行機
飛行機を利用すれば週末など限られた時間でも、自宅から遠く離れたゲレンデでスキーやスノーボードを存分に堪能することができる。スキー板、スノーボードなどは通常手荷物よりサイズが大きい場合でも規定重量内であれば、預かってくれることが多い。ただし小型便などはスペースの関係上、当日まで確約ができないため、新幹線同様スキー宅急便やレンタルなどの輸送手段も検討しておきたい。
デメリットは飛行機に乗っている時間は短くても、自宅から空港まで、空港からスキー場までの時間を含めると、大変な移動となるケースがある。空港からは直通バスや在来線などで1時間前後はかかることが多く、交通費も公共交通機関の中では一番かさむ。降雪など悪天候の影響も受けやすいので、スケジュール調整には注意が必要だ。