幻想的な白銀の世界で行う雪中キャンプ。SNS映えはもちろんのこと、いつもと違う景色でのキャンプにあこがれるキャンパーも少なくない。ただ、気温が低いことや雪によるアクシデントなど、普段のキャンプとは違う危険が伴うことも覚えておく必要がある。

 今回は雪中キャンプを行ううえでの注意点を3つにまとめた。雪中キャンプを初めて行う方や、実際やってみて苦労した方はぜひ参考にしてほしい。

■ポイント1 テントの積雪防止

テントに防水スプレーをすることで雪が積もりにくくなる

 テントに雪が積もると、場合によっては重みで倒壊する恐れがある。起きている間は雪を払うことができるが、就寝時に積雪すると、雪の重みでポールが損傷したり、最悪の場合テントが潰れてしまい下敷きになってしまう。ここで覚えておきたいのが防水、撥水スプレーでの対策だ。防水スプレーを生地に吹きかけておくと、ある程度の雪なら弾くので積雪しづらくなる。

ポールに撥水スプレーをすることで、凍結を防止する

 また、生地だけではなくポールの継ぎ目やファスナーに吹きかけておくことで、凍結防止にもなる。撤収時やテントの出入り時にファスナーが凍結していると、破損や生地を痛めてしまう恐れもあるため、行うことをおすすめする。