■甲斐駒ヶ岳の雄姿を見上げる絶景!
登山口からすぐ、河原歩きが始まる。登山道上に設置されたオレンジ色のテープをたどっていけば、迷わずに進めるはずだ。“河原”とひとくちに言っても、石の上をひた歩くだけではなく、堤防や森など、さまざまな景色のなかを歩くことができる。鋸岳から流れる角兵衛沢出合あたりまでたどり着いたら、目の前には、雪に覆われた迫力ある甲斐駒ヶ岳の姿が……!
絶景を眺められる場所に腰を下ろして、ひと休憩。雪の甲斐駒ヶ岳を堪能したら、来た道を引き返そう。
■来る年末年始の北沢峠周辺の営業状況は?
例年であれば、北沢峠にある「こもれび山荘」と「長衛小屋」で年末年始の営業があるため、それを楽しみにしていた登山者も多いはずだが、今シーズンはどちらの山小屋も休業だという。ただ、長衛小屋のテント場は無料開放され、トイレも使える状態とのことなので、テント泊でなら、雪の仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳を目指すことができる。来年以降も使い続けられるよう、マナーを守りながら、なにより安全第一で楽しんでほしい。