12月に入り山々には雪が積もり、待望のスノーシーズンがやってきました! 五竜岳のシンボル「武田菱※」が見たい! 撮りたい! と思い、かっこいい雪形「武田菱」を写真に収めるべく、写活スノーハイクに行ってきました!

※五竜岳の山頂直下、東面の雪形(山肌に現れる岩と雪による模様)。4つの菱形が組み合わさった形で、戦国武将の武田家の家紋に似ていることから名付けられている。

スキー場利用で一気に高度を上げる

アルプス平ゲレンデから八方を望む。すでに絶景!

 エイブル白馬五竜スキー場のゴンドラ五竜テレキャビンとアルプス第1ペアリフト(リフトは滑走道具がないと下りでは使えません)を乗り継いで、8時40分にアルプス平からスノーハイクをスタートします。

 実はゴンドラを降りた瞬間から絶景を楽しめるのですが、それではスノーハイクになりません(笑)。今回は小遠見山から中遠見山まで歩いてきました。

 リフトを降りると圧雪されていますが、ここでワカンやスノーシューを装着しました。「地蔵の頭」を巻くように進むと、スキー場エリア外へのゲートがあります。ここから先は管理されていません。深い雪に覆われた冬山登山の世界となります。

 前日の降雪により条件は変わってきますが、この日は先行者のトレースのおかげで比較的登りやすかったです。やわらかくさらさらとした雪の中を歩くのは、大人になっても楽しい体験です。

■ロケーション最高の尾根歩き

尾根を歩いていくと武田菱がくっきり見えてくる!(撮影:k.k.sb.mountain)

 雪に埋もれたブナ林の急坂を抜けると尾根歩きです。この日は晴天で風もなく、気温も暖かく、景色に恵まれていたので尾根歩きが最高に楽しめました。右手に真っ白になった八方尾根、白馬三山を望みながら歩きます。すこし勾配が急なので、歩きごたえもあり、汗をかくほどでした!

 疲れたときにはこの白馬三山をバックに記念写真を撮りながらゆっくり進むのもいいですね。どこを撮っても最高のロケーションです。