北摂に春の訪れを告げるミツマタの花。大阪府豊能町(とよのちょう)の吉川地区にあるミツマタ群生地は、イセコ谷といわれる谷筋に沿って群生しており、例年3月中旬から下旬にかけて、斜面一面が黄金色に染まる絶景スポットだ。今回は、能勢電鉄・妙見口(みょうけんぐち)駅から始まる、なだらかな里山風景が広がるルートとともに、北摂最大級の規模を誇る吉川地区ミツマタ群生地の魅力を紹介する。
■登山初心者に最適! 吉川峠を越えるなだらかな里山ルート
能勢電鉄・妙見口駅から吉川地区のミツマタ群生地までは、徒歩で約1時間の行程だ。駅からしばらくは舗装道を歩く。初谷川(はつたにがわ)流域ののどかな田園風景を抜け、吉川峠と呼ばれる林道に入り、住宅街を抜けた先が山への入り口だ。
山道は硬く踏み固められた未舗装路だが勾配も緩やかで、登山初心者や、足腰への負担を抑えてゆっくり歩きたい人でも安心だ。まずは「とんぼ池」を目指して進む。道標に従って進めば、とんぼ池と呼ばれる何段にも連なったビオトープには迷わず到達できるだろう。
目的地についてだが、実は道中に「イセコ谷」や「ミツマタ群生地」と書かれた道標はほぼない。まずは「天台山33」と書かれた道標を探そう。その下の黒い案内板に、手書きで小さくミツマタと書かれているのが目印だ。ここを右に進み杉林に入る。その先にある「とんぼ池1〜2」の道標に従って進めば、目的地はもうすぐそこだ。