■北海道で最も標高の高い温泉宿「十勝岳温泉」凌雲閣

バスを降りた瞬間、日本とは思えないスケールの山々が並ぶ

 JR上富良野駅から町営バスで45分、向かった先は標高1280mに位置する十勝岳温泉「凌雲閣」。北海道で最も標高の高い場所にある温泉宿である。バス停に降り立った瞬間に広がる十勝岳連峰の景色は、まるで海外の山岳リゾートにやってきたかのような気分にさせてくれる。またこのエリアも極寒ならでは、晴れた日には空気中の水分が凍って光に反射する「ダイヤモンドダスト」といった現象が高確率で出会える。

■露天風呂から眺める景色

 十勝岳温泉凌雲閣は、源泉掛け流し100パーセントの天然温泉。加温や加水を行わないため、時季によってお湯の温度がさまざま。硫黄の強い茶褐色のお湯はクセになり、ファンも多い温泉である。厳冬期、外は極寒の世界だが、ダイヤモンドダストの舞う「雪見露天風呂」からの眺めは、きっと誰もが感動する絶景にちがいない。 

「雪見露天風呂」から眺める十勝岳連邦