■圧巻の「苔むす森」と「屋久杉」
白谷雲水峡には日本に生息する約1600種の苔のうち約600種が生息していると言われている。一見すると同じような苔だが、よく見ると形や緑の深さがそれぞれ違う。このようなたくさんの種類の苔を見られる場所は日本には存在しないので、苔の美しさを観察しながら進むのもおすすめだ。
屋久島の見所のひとつである樹齢1000年を越えるスギの「屋久杉」も、白谷雲水峡でも見ることが可能だ。樹齢3000年の「弥生杉」やトンネルのように幹の間をくぐれる「くぐり杉」、胸高周囲が4.4mもある「二代大杉」など、さまざまな有名な屋久杉たちが立ち並んでいる。杉の木の大きさに圧倒されることは間違いない。