■パセコをキャンプで使用してみた

パセコストーブの「WKH-3100G」。給油は一般的なポンプが一番便利

 使用したの11月中旬。奈良県の曽爾村にあるキャンプ場。最高気温は13度で最低気温は5度程度。昼間はつけるほど寒くなかったため、夕方の15時頃から点火し夜の22時まで使用した。

 燃料は満タンに入れたが、約7時間の使用で残量は3分の2程度。翌朝7時から11時まで再度使用したが、燃料切れにはならなかった。メーカーが公表してる約18時間は難しいかもしれないが、15時間は余裕で使用できると思われる。

 暖かさは、パップテントのようなオープンなテントでも十分暖かく感じられた。トヨトミと比較してもかなり暖かいとの口コミもよく見かける。

 石油ストーブには灯油漏れの心配もある。まだ1回だけの使用のため漏れはなかったが、使用を続けるにあたりどうなるかは検証が必要だ。

■コスパのパセコ安全性のアルパカ

 アルパカの強力なライバルとなるパセコ。暖かさは互角だが、価格面やタンク容量、燃焼時間、重量ではパセコが優位。しかし、アルパカは安全面、室内外で使用できる点やコンパクトな点でパセコより秀でている。どちらを重視するかによって選択は変わるため、用途をよく考えてから購入してほしい。

 最後に石油ストーブを使用する際に注意すべきは一酸化炭素中毒である。こまめに換気をおこない、一酸化炭素チェッカーを持参するのもお忘れなく。