■どれくらい保温力に優れているのか

 朝、お湯を入れて気温の低い場所(スキー場や雪山)で日中を過ごし、夜、水筒の清掃をしようと少し残ったお湯を捨てると、まだ水筒からは湯気が出ていた。少なくとも過酷な環境下においても、お昼にカップラーメンが食べられる程度の保温力はあるようだ。

「山専ボトル」でスープとアルファ米を炊く

■冬アウトドアでの活用法

 冬のアウトドアの定番といえば、「スキー・スノーボード」ではないだろうか。ゲレンデに熱湯を詰めた山専ボトルを持って行けば、昼の食堂で人混みを避け行列に並ばずとも車内でカップラーメンを食べたり、コーヒーを淹れて休憩できるため、時間を有効に使うことができる。

 また、登山初心者でも雪山を楽しめる「スノーシューハイク」においても、バーナーとガス、コッヘルなどの湯沸かし道具を用意しなくても、ボトルから熱湯を注ぐだけ。結果、湯沸かしの手間や荷物を減らすことができ、登山初心者には特におすすめできる。湯沸かしは、意外と手間と時間がかかるため、お湯を注ぐだけなのは助かる

■意外と普段使いもできる

 例えば、職場に温かいコーヒーを持参することができる。山専ボトルに粉末のインスタントコーヒーを入れ、沸かしたお湯を注いで持って行けば、職場でいつでも温かいコーヒーが飲めるし、自動販売機を利用しない分、節約にもなる。

 どうしても弁当を作る時間がない時は、熱湯を詰めた山専ボトルとカップラーメンを職場に持っていけば、昼に弁当を買わずに済む。実は山以外にも家庭では時短と節約をするための強い味方として機能している。

■<結論>持っておいて損はない

 アウトドアではお湯を沸かす手間と、荷物を減らすことができる初心者に嬉しい道具でありながら、普段使いでは使い方次第で忙しい毎日の時短や節約ができる家庭の味方にもなる。持っていると、何かと便利な水筒、それが「山専ボトル」である。