■熱源はトロ火の使えるバーナーが基本

細かな火力調整が鉄板料理のキモとなる

 グリル鉄板は厚みがあるため、とにかく火加減の調整が難しく、焦げつかせてしまいやすい。ガスバーナー、ミニ焚火台、グリル網の上など、熱源の選択肢は多いが、弱火でゆっくりと温められるガスバーナーとの相性が一番良い。風防も組み合わせて持ち歩くのがベストだろう。

火加減が難しい小型の焚き火台はシンプルな料理向き
BBQグリルでは、網から落ちやすい食材を焼くのに活躍する

 焚き火台やBBQグリルと組み合わせて使うこともできるが、鉄板料理のキモとなる火加減の調整がなかなか難しい。BBQグリルの上で使う場合は、食材を焼くのと同じように焼け具合で鉄板の位置自体をこまめに動かしてやるといい。

厚切り肉を生焼けにしないポイントとは?

 まあ、ミニグリル鉄板料理の一番のポイントは「あれができない」「ここがダメ」などネガティブな面ばかりを見ずに、できることを工夫して楽しむこと。そもそもアウトドアは不便を楽しむ遊びの面もあるので、不便な部分をいかに工夫で補うかを考えつつ使ってみると楽しく料理ができるはずだ。

 後編では生食材を焼く時に眼から鱗のポイント、厚切り肉の美味しい焼き方、鉄板でも簡単に作れるおツマミなどなどをお伝えする。

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