■3年半ぶりのツーリングはハプニングも

 ツーリング先は、山梨県の富士山北麓に位置する富士五湖の一つである河口湖。レンタルした店舗からは下道で片道80km、2時間30分ほど。

 平日で渋滞もなく、久しぶりのバイクを堪能しながらスムーズに移動することができた。しかし、途中坂道発進の際にバランスを崩してしまい、「あ、これはやばい」と思った次の瞬間には立ちゴケをしていた。幸い怪我や二次災害はなく、友人に手伝ってもらいながらバイクを速やかに路肩に移動させた。

 その後、サポートのコールセンターに連絡し「補償が適用されますが、必ず警察の事故証明をもらってください」との説明を受け、警察に連絡をして手続きをしてもらった。周りの方には迷惑をかけてしまったのにもかかわらず、温かい対応をしていただき、最後まで大きな事故なくツーリングを終えることができてホッとした。

 アクシデントがあったものの、3年半ぶりのバイクは本当に楽しかった。快晴で澄んだ空気を味わいながら、富士山や紅葉、他のバイク乗りの方との交流も楽しめた。

 バイクは教習車のCB400とドラッグスター250にしか乗ったことがなかったが、トルクや馬力などバイクごとの個性を比較できたのもレンタルのよさだと感じた。「Reble250」のガソリン代はトータル180kmほど走って約890円。燃費は約32km/Lと経済的にツーリングを楽しむことができた。

 正直なところ、自分のバイクを所有していた時は「モノ」に対して満足していた部分も大きかったが、今回レンタルバイクを利用してみて、バイクで走る「コト」によって得られた充足感が非常に大きかった。ブランクがある方も、レンタルバイクで風を切る楽しさをぜひ再体験してほしい。