排気量が51cc以上125cc以下の「原付2種」は維持費が安く取り回しも容易で、バイクでさまざまなスポット巡りキャンプを楽しむ「キャンプツーリング」に挑戦したいと考えている人にもおすすめの一台である。キャンプツーリングは移動の時間もツーリングとして楽しめるので、一石二鳥のアクティビティといえる。

 今回は、キャンプに必要な荷物をバイクに正しく積載する方法を解説。積載時にあると便利な商品も合わせて紹介する。

■意外と知らないことも多い、積載ルール

 バイクへの積載は、法律で定められているルールがある。51cc以上のバイクでの積載ルールは以下の通り。

1. 最大60kg
2. 積載装置の長さ+0.3m以下(後方から0.3mを超えてはみ出さないこと)
3. 積載装置の幅+左右0.15m以下(左右から0.15mを超えてはみ出さないこと)
4. 地上から2.0m以下

(参照:茨城けんなん自動車学校ホームページ https://www.i-kennan.co.jp/oyakudachi02012

 このように積載できる荷物の大きさや重さは限られているので、十分注意しよう。

■原付2種での積載にオススメのバッグ3種

バイク用リアボックス(写真は47Lサイズ)は、テントやシュラフなど大型ギアも収容可能

 荷物を入れるバッグやボックスは、以下の3種類をおすすめしたい。

1. シートバッグ
2. リアボックス 
3. デイバッグ or ダッフルバッグ+ツーリングネット

 バイク用に設計されたシートバッグやリアボックスのメリットは、何といってもその容量。テントやシュラフなど、大型のギアを持っていくなら不可欠のアイテムだ。ただし、車種によっては荷台の最大積載重量が小さく、リアボックスを載せると荷物をあまり載せられない場合もあるので注意しよう。

(例)スズキ アドレス110にGIVI E43NTL モノロックケース〈43L〉を取り付ける場合、荷台の最大積載量6㎏−ハードケース重量4.25㎏=実際に積める荷物の重量1.75㎏

(参照)スズキ ホームページ https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/uk110nmm2/?page=detail
デイトナ ホームページ https://www.daytona.co.jp/products/single-95339-genre&sa=D&source=docs&ust=1635496014802000&usg=AOvVaw13h_f0Lw8M3r8w35mRQcvV)

■知っていれば得する、パッキング方法と積載箇所

パッキングは順序を工夫するときれいに収まる

 キャンプギアをバッグや収納ボックスにパッキングする際は、以下の順序で詰めていくときれいに収まりやすい。

1. グランドシート、ラグなど(平たいもの)
2. タープやテントなどのポール(重量のあるもの)
3. タープ、テント、シュラフなど(大きいもの)
4. 調理器具や小物類

 パッキングできたら、いよいよ積載。積載箇所はタンデムシートもしくはリアキャリアとなる。シートバッグやリアボックスは製品の取付方法にしたがって固定しよう。ツーリングネットを使用する場合は、荷掛けフックやタンデムステップ、ウィンカー部分などフックを掛けられる場所を活用して、荷物が落下しないようにしっかりと固定しよう。

 シートバッグ、リアボックス、ツーリングネットのおすすめ商品を紹介。ぜひチェックしてみてほしい。

※価格や情報は記事執筆時のデータであり、変更される可能性があります。