■強烈な“引き”とジャンプに魅了される
川の駅「上野」内で受付を済ませて(すぐ裏側の)ポイントに向かう。流れを見下ろすと、いたるところに魚影が見えるので期待にワクワクさせられる。放されているハコスチたちは、サイズが大きいだけによく目立つ。
ただし、連日釣り人たちに狙われ続ける彼らは注意深い。かなりスレているので簡単には釣らせてくれない。ただ、魚影が濃く水の透明度も高いおかげで、魚たちの反応を見ながら釣りができる。攻略法も見つけやすい。
ひとたびハリに掛かると、グイグイと走り竿をしならせる。激しいジャンプも見せてくれるが、釣っている方はハリが外れないかと心配でハラハラしてしまう。その激しさが釣り人を酔わせ、大人気となっている。
■写真“映え”する迫力の美ボディ!
ハコスチのもうひとつの魅力は、その魚体の美しさにある。ハコスチのなかでも色味の強いタイプの魚も多く放されており、紅葉に負けないくらい艶やかで美しい。大きく、迫力ある魚体はコンディションのいいものが多く、ヒレもしっかりと張っている。写真“映え”するので、釣ったあとに撮影するのも楽しみのひとつとなっている。
※元気に川に戻せるよう、写真撮影する際にも配慮をしたい。けっして陸にあげず、エラが水に浸かっているよう(呼吸できるよう)な状態を維持する。手で触れることは極力避け、触る場合は十分に手を水中で冷やしてから。なるべく早く撮影をすませて、流れの緩いところで優しくリリースしよう。弱っているときは水中で魚体をサポートしながら、回復を待とう。