■水音と紅葉に包まれながら山ごはん

ロックガーデンの休憩場所付近の紅葉
真っ赤なモミジもちらほら

<ロックガーデン>

 お昼休憩に選んだのは、ロックガーデンの休憩場所付近(天狗岩から20分ほど)。テーブルと椅子があり、黄色やオレンジの紅葉を見ながら、ランチできるおすすめスポットだ。

 テーブルと椅子はいくつか設置されているが、お昼時はほとんど埋まっていたので、週末に座れるかは運次第。レジャーシートを持参しよう。座った時に地面から寒さが伝わってくるので、折り畳みタイプのウレタンマットや膝に1枚かけるもの、軽くて羽織りやすいものなど、防寒対策をお忘れなく。

肌寒い季節にぴったりな「きのこと甘栗の豆乳スープ」

<秋らしい山ごはん>

 沢の水音と紅葉を楽しみながらの山ご飯は、肌寒い季節なので温まるスープを選んだ。常温でも持ち運べる豆乳と、季節感を意識して具材は栗ときのこを使用。食材は全て自宅でカットして持参したので、ナイフやまな板は置いてくることができた。寒い時期は短時間で調理できる工夫が必要。すぐに食べないとできたそばから冷めていく……。

 テーブル以外の休憩場所は岩や石がゴロゴロしていて、斜めの場所も多かった。バーナー置き場が安定しないので、なるべく平らな場所を探したり、バーナーの下に敷けるトレーや薄い板を持っていくといい。

■ランチの後は、アップダウンの少ない道でゆっくり紅葉散策!

苔むした岩と落ち葉の対比がきれい

 ロックガーデンから先は、アップダウンがほとんどないので、ゆっくり紅葉散策ができる。沢に流れる落ち葉もきれいなので、頭上の紅葉だけでなく、足元の紅葉もお見逃しなく。

約10mの高さから落ちる綾広の滝

<綾広の滝>

 休憩所から少し進むと見えてくる綾広の滝は、武蔵御嶽神社の滝行にも使われているそう。興味のある方は、宿坊に問い合わせてみよう。

 高さがあるので、音も水の流れも見事! 滝と紅葉と落ち葉を一緒に楽しめるのは今だけ。早速今週出かけてみては?

<御嶽山ハイキングメモ>
・JR御嶽駅を出てすぐの「インフォメーションセンター」に各種地図やパンフレットあり。
・時間帯によって紅葉時期は平日もJR御嶽駅発ケーブル下行きバスが増便されている。
・平日は神代ケヤキを過ぎてからの商店街は閉まっている店も多かった。
・御嶽神社へ向かう階段の途中の随身門、通路劣化の為、改修工事中だが迂回すれば通れる(2021.11/15~12/15)。
・ロックガーデン付近の休憩場所のトイレは水洗ではなく、2つしかない。
・15:00〜16:00は帰宅ピークで御岳山発下りのケーブルカーは混雑していた。歩いて下山する選択肢もあり。
・夕方のJR御嶽駅では大小サイズの奥多摩の生ワサビの販売していた。(300~2,500円くらい)

<今回歩いたルート>
ケーブルカー御岳山駅→御岳平(リフト約2分)→富士峰園地・産安社→武蔵御嶽神社→七代の滝→天狗岩→ロックガーデン→綾広の滝→天狗の腰掛杉→ケーブルカー御岳山駅
(行動時間の目安:ごはんを食べたり、写真を撮りつつ、ゆっくり歩いて約5時間)