コロナ禍の昨今、プライベート感のあるキャンプに注目が集まっているが、さらに人との接触を少なくするスタイルとして、貸し切ってのキャンプ&グランピングが可能な無人島があるという。

 無人島で家族や仲間と、海と自然に包まれて過ごす。そんなキャンプができたら、思い切りリラックスして過ごせそうだ。

 無人島への移動はもちろん船。日常にはない、ちょっとした冒険気分も味わえる。キャンプだけでなく、釣りやカヤックなど豊富なアクティビティもある。

 今回は密にならない一味違ったキャンプや旅を計画したい方のために、無人島で楽しむ、新しいスタイルのアウトドア体験を提案する。

※価格や情報は記事執筆時のデータであり、変更される可能性があります。

家族、仲間だけで、キャンプ&グランピングを無人島で楽しむ、新たなスタイルの提案。

■海に囲まれて過ごす休日「瀬戸内 貸切 無人島 KUJIRA-JIMA」

 一つ目に紹介する無人島は、瀬戸内海の沖合に浮かぶくじら島。元々「竪場島(たてばじま)」という島だが、シルエットがくじらに見えることから、古くから地域の人たちに「くじら島」の愛称で親しまれてきた。徒歩30分で歩いて一周できるくらいの小さな島だ。

 この島では地域活性化の事業としてスタートした「瀬戸内 貸切 無人島 KUJIRA-JIMA」が、キャンプ関連のサービスを提供している。テレビ番組『ポツンと一軒家』(テレビ東京系列)で紹介されたこともあり、放映後はかなり反響があったようだ。

 キャンプエリアは島の一部に設けられており、ビーチに面したウッドデッキスペース、岡山産のデニムを使用しインテリアにこだわったコテージ、バーベキューも楽しめるキッチン&ダイニングスペース、シャワーやトイレなどが備えられている。

 アクセスは岡山県玉野市の宇野港から船で30分程度。定期船はなく、宿泊プランに宇野港からの船での送迎が含まれている。宇野港に電車でアクセスする場合、JR岡山駅から宇野みなと線利用で約1時間の宇野駅より徒歩約5分。

 港から瀬戸内海の海原をクルーズし、島が見えてくるとワクワクすること間違いなし。