■透明度抜群の海に囲まれた無人島「地ノ島」

 2つ目の無人島、和歌山県有田市にある「地ノ島」は、面積は東京ドーム10個分程で全長約400mの広大なビーチがある。和歌山有数のエメラルドグリーンの海は透明度抜群で、小さな魚を見ながら泳ぐこともできる。キャンプを楽しみながら、海の美しさを思う存分に堪能できる無人島である。

 地ノ島へは、初島漁港(南村渡船 渡船乗り場)から船で約7分(毎日運航)で行ける。乗船料金は、大人1名(往復)日帰り 2000円(税込)、宿泊の場合3000円(税込)。初島漁港へは、電車ならJR和歌山駅から特急利用で約1時間の紀勢本線初島駅下車、徒歩約7分。車なら大阪市から1時間半程度、関西空港から1時間程度でアクセスできるので、関西圏から気軽に行けるのもありがたい。

和歌山県の無人島「地ノ島」の全景(写真/無人島プロジェクト)

■広大な敷地を独り占め。1日1組限定のプライベートエリアプラン

 地ノ島では「日帰りBBQプラン」、ビーチでキャンプする「キャンププラン」など、気軽に利用できるプランのほか、プライベートにキャンプを楽しみたい人のための「貸し切りプラン」がある。

 「プライベートエリアプラン」は、地ノ島の内陸部にある4,500平方メートルの広大な農地跡を開拓した、多目的フィールドを1日1組で貸し切ることができるプラン。このプランではグランピングテントや寝袋、BBQコンロセットなどのキャンプ道具が無料で使えるため、キャンプ道具を持参しなくても気軽に出かけられる。

専用エリアで、家族や仲間だけでキャンプができる(写真/無人島プロジェクト)

貸切料金は1泊1名あたり19,800円(通常料金/子ども料金あり)から。

■スクリーンを用意すればシネマキャンプも

 発電機やスクリーン(有料)などの手配も可能で、プロジェクターを使えばシネマキャンプ、電飾を持ち込めばナイトパーティーなども可能だ。

スクリーンや発電機などを用意してのシネマキャンプも楽しめる(写真/無人島プロジェクト)

無人島プロジェクト 地ノ島 https://jinoshima.mujinto.jp

 

 都会の喧騒を離れ、無人島やプライベートエリアへ。無人島という自然に身を置いてみると、人里離れた秘境に来た感覚や、日常と切り離されたリセット感を味わえるはず。周りに人がいない環境は、プライベート感がより高まり、自然をよりじっくりと堪能でき、より感動も大きくなるだろう。

 家族や友人、グループで、気兼ねなくリフレッシュできる無人島でのキャンプスタイル、ぜひ試してみてはいかがだろうか。