中をくり抜いた食パンを隙間がないように重ねる

 食パンを2枚用意し、1枚はそのまま、もう1枚は耳を残して、四角くくり抜く。ブロッコリーと枝豆は解凍して、キッチンペーパーでしっかりと水気をとる。ベーコンは手間が省けるカット済みの商品を使用したが、ブロック状のものを使う場合は拍子木切りにする。

 ホットサンドメーカーの内側にバターを塗り、くり抜いていない方の食パンを下にして、くり抜いた食パンを重ねる。バターは予め室温に戻しておくと塗りやすい。食パンがズレていると卵液が漏れてしまうため、隙間がないように重ねるのがポイント。下の食パンを手で押しつぶして平らにしておくと、上のパンがズレにくく安定しやすい。

具材を敷き詰めてから卵液を入れると漏れにくい

 ボウルに卵液の材料を入れてよく混ぜ合わせる。食パンのくり抜いた部分にベーコン、枝豆、ブロッコリーを入れて卵液を注ぐ。ホットサンドメーカーの蓋をして、弱火で片面約4分ずつ焼いてできあがり。

卵液が固まればできあがり

 キッシュは本来オーブンで調理しますが、ホットサンドメーカーを使うことでオーブンを温める時間を省けるだけでなく、上下から火を入れることができるのでより短時間で焼き上げることができます。

 今回、冷凍野菜はブロッコリーとむき枝豆を使いましたが、冷凍のほうれん草や洋風ミックス野菜、グリル野菜もおすすめです。くり抜いた食パンは細く切ってバターを塗ってホットサンドメーカーで焼き、はちみつやシナモンシュガーをかけると美味しくいただけます。

 次回はフレッシュハーブの香りが爽やかな「ハッセルバッグポテト」をご紹介します。お楽しみに!

■<yum+ポイント>「冷凍野菜を活用してみよう!」

下処理済の冷凍野菜を使うと時短調理かつ生ゴミを減らせる

 冷凍野菜は切る、茹でるなどの下処理が済んでいるので、余分な生ゴミが出ず、解凍するだけですぐに使える手軽さが魅力です。冷凍のまま持っていくことで保冷剤代わりになり、水場や熱源が限られているアウトドアで重宝します。生野菜をたくさん持っていって余らせるよりも、冷凍野菜を必要な分だけ持って行って使い切るという考え方も良いのではないでしょうか。

 解凍してから使用する場合は、料理が水っぽくなるのを防ぐため、しっかり水気を切ってから使いましょう。かぼちゃや里芋などを煮物にする場合は、冷凍のまま煮始めることができます。冷凍すると細胞内の組織が壊れるので、短時間で味が染み込むのも嬉しいポイントです。 賢く楽しちゃいましょ!