■焚き火の神器 その3:防火マット

焚き火でのマストアイテムになりつつある。焚き火台とセットで持ち歩こう

 焚き火台の下に敷く防火マットも、マストアイテムの1つ。火の粉や燃えかけの薪が焚き火台からこぼれ落ちた際に、延焼するのを防いでくれる。これがあると焚き火の熱で芝生を枯らしてしまう心配が減り、自然環境に優しい。焚き火台とセットで持ち歩くのが、定着しつつある。

「これくらいの大きさかな」と思うものより、1、2回り大きいサイズを選ぶといい。布のように折り畳んで使えるので、ある程度、大が小を兼ねてくれる。

■焚き火の神器 その4:革のグローブ

火傷や怪我から手をしっかり守ってくれる

 軍手では役不足のシーンがあるので、タフな革のグローブを1枚持つことをおすすめしたい。薪のささくれが刺さったり、刃物での怪我を防いでくれるだけでなく、ちょっとした熱いものなら持てる。

 革製のものは経年劣化が味となり、使い込むほどに愛着が湧いてくるはず。濡れには弱いので、できるだけ雨などで濡らさないようにしたい。

■焚き火の神器 その5:鉈(なた)

見た目は野暮ったいが機能は抜群だ

 いろいろな刃物を試してきたが、辿り着いたのは日本生まれの鉈だ。薪割りはもちろん、皮を剥いだり削ったりと小技が効いて万能。使用する際は、薪割り台や大きい石を下に置かないと叩き割る力が逃げて、威力が半減してしまうので必ずセットで用意したいビジュアルは手斧(ハンドアックス)に及ばないが、使い勝手で選ぶならこっちに軍配が上がる。たいていのホームセンターで購入できて、コスパも良い。