■「福井県立恐竜博物館」でご当地アスレチック!

恐竜博物館ならではの、ご当地感溢れるアスレチック!

 息子にせがまれて訪れたことがある「福井県立恐竜博物館」。施設が素晴らしく、その後また訪れたほど気に入っていた。 今回ももちろん予定に入れていた。そこで疲れすぎる前にスキー場を後にし、博物館でランチタイム。午後は公園の恐竜アスレチックでひと遊び!

「ご当地アスレチック! 迫力すごくない?」

 アスレチックはいいね。自然に楽しく体の使い方を覚えられるし、何よりおもしろい。恐竜好きな息子にとって、ここは最高のアスレチックのようだ。まだまだ 遊び足りない子どもたちと、今日はこれから海辺のキャンプ場へ。残雪輝く山並みを背に、桜咲く清流と並ぶように車を走らせて海へと向かった。

■海と山の近さを感じさせる「鮎川園地キャンプ場」へ

 スキー場から車で1時間半ぐらい走ると、そこはもう日本海だ。「鮎川園地キャンプ場」は、リアス式海岸を眺めるロケーション。入念に整備された芝生に松林、炊事場やトイレも綺麗なキャンプ場だ。近くには大型スーパー等はないものの、コンビニがクルマで10分くらいの位置にあるので便利だ。夕暮れが迫る中、手早くテントの設営を済ませた。急いで釣り竿を片手に目の前の磯へ……。夕マズメ(※2)の絶好の時間帯の中、果たして魚は釣れるのか?

「景色が良くても、マズメ時でも、魚がいなければ釣れないのが釣りなんです。」

夕マズメ。穏やかな海に釣り糸を垂らす

 太陽が沈む。けれど子どもたちの釣り竿のウキは沈んでいくことはなかった。獲物が獲れなかったので、焚火を熾して今夜はコンビニのお惣菜かな、とテントサイトへトボトボと歩いて行った。するとキャンプ場のスタッフが、管理棟の横に積んである流木は自由に使っていいと言ってくれた。岸に流れ着いた流木は冬の季節風の置き土産でもある。それを集めてくれてるなんて、焚火ニストにはたまらないサービスである。

※2 夕方、日没付近に魚たちの活性が上がり釣りやすくなる状況。朝方なら朝マズメ。