春の新生活準備で、何かと出てしまうのがダンボールゴミ! 

 捨てようとヒモで縛ってもなんだかユルユルで、収集所に持って行くあいだに崩れてしまうことってありませんか? そんな時にアウトドアでも役に立つあるロープワークを使えば、上手に束ねることができるんです。

■雑誌や段ボールを束ねるには「巻き結び」を使おう

 雑誌やダンボールを束ねる結び方は無数にあります。私は特殊な結び方ではなく、野外活動でもよく使う   「巻き結び」を使っています。家でもアウトドアでもよく使う結び方なので、きっとすぐに身につきます。

 これよりも便利な結び方はたくさんありますが、まずはこの結び方を覚えましょう。

昔の人はとっくりをぶら下げるのに使った結び方なのだとか

  「巻き結び」は、別名「とっくり結び」や「インクノット」と呼ばれます。

 昔はとっくりやインク瓶などを吊るす時に用いられていたらしく、現代ではペットボトルをぶら下げるためのヒモを付け足す時などにも使えます。また、杭や立木にロープを簡単に固定できるため、登山道の簡易ロープ柵などにも使われています。キャンプではタープのガイラインをポールに留める時などにも便利です。日常生活から野外まで、応用が効く結び方なのです。

結び方はとっても簡単。詳しくは動画にて

  やり方は簡単で「わっかを2つ作り、上下を逆にするだけ」。ロープワークの説明は、文章よりも動画を見ていただいた方がわかりやすいと思うので説明は省きますが、理屈がわかるととても簡単です。分解すると「ひと結び(固結び)」と同じ構造だったりします。