■まだまだある、スキー場改称の一例とその事情

●ここからは、スキー場名の改称の具体的な例をいくつか深堀りしたい。

鰺ヶ沢

ナクア白神スキーリゾート

青森スプリング・スキーリゾート

 この10年で2度、それもまったく違う名称に変更になった例。いわゆる“西武系”だった時代はシンプルな名称だったが、'09季に経営体制の変化で1度目の改称。'16季に今の名称に。

「舞子スノーリゾート」が「セントレジャー舞子スノーリゾート」という名称だった時期は短かった

石打後楽園

舞子高原後楽園

舞子後楽園

セントレジャー舞子

舞子スノーリゾート

 もともとは旧後楽園スタヂアムを経営する会社の系列だった。その時代はマイナーチェンジが2度あり、運営会社の変化で「後楽園」から「セントレジャー」に。そして、'12季から現在の名称。

ARAI MOUNTAIN&SKI RESORT

ARAI MOUNTAIN&SNOW PARK

ARAI MOUNTAIN&SPA

ロッテアライリゾート

 バブル期に大規模開発され、'94季に華々しくオープン。ARAIは新潟県新井市にあるから。地名を残し、10年で2度マイナーチェンジ。休業期間を経て「ロッテ」の経営で復活した。

魅力的な温泉街に隣接する現「草津温泉」は、長い間、スキー場名に「温泉」を付けていなかった

草津

草津・白根

草津国際

草津温泉

 数年前に改称を敢行し「草津温泉」に。今まで「温泉」でなかったのが不思議なぐらいである。「国際」が付いたのは意外に新しく、平成に入ってからで、'96シーズンのことだ。

苗場国際

苗場

 苗場は'62季のオープン当初は「苗場国際」という名称だった。ところが、早々と「国際」を捨て'74季よりシンプルに「苗場」に。プリンス系のスキー場は、いろいろ付かない名称が多い。

日本ランドHOW

スノータウンYeti

「日本ランドHOW」というのは遊園地の名称で、スキー場もその一部だという体裁だった。遊園地のリニューアル(「ぐりんぱ」に)に伴い、スキー場名もまったく違うものになった

 

【2019 BRAVOSKI vol.3より再編集】