■ソロとファミリーでコスパの考え方は違う

ソロキャンプであれば荷物を最小限にするのも手だ

 キャンプのスタイルによっても、効果的な節約方法は若干変わってくる。ソロキャンプでは、利用料と燃料代の比重が大きくなりやすい。その代わり、食費は抑えやすく、平日を利用したり小さめサイトを選べば出費は整えやすい。一方でファミリーキャンプは、場代を人数で割れば割安感が出るものの、食費と飲み物代、移動コストが一気に膨らみやすい。家族の満足度は保ちたいので、削るポイントを意識して見直すのがおすすめだ。食材の量を減らすのではなくメニュー数を絞る、キャンプの頻度を減らすより移動距離を見直したい。

 暑い季節なら、日陰の多い区画や水場への近さにお金を払うのも十分に合理的だ。筆者は、値段を重視してキャンプ場を選んでしまい、水場がとても遠くて大変な思いをしたことがある。よい区画は料金が高めの場合もあるが、快適さに直結する出費は節約の対象ではなく、失敗を減らすための必要経費と考えたほうがよいと学んだ。

■見直し方により8,000円程度変わることも……

オートキャンプ1泊(1泊2日・大人2人)の費用内訳例と、節約した場合の費用例

 物価高のいま、キャンプはたしかに安い遊びではなくなった。それでも費用のかかり方を分けて見れば、削るべきところと、むしろきちんと使いたいところが見えてくる。無理に総額を下げようとするのではなく、移動、買い出し、サイト選びで調整する。キャンプは自由度の高いアウトドアだからこそ、その費用のかけ方も工夫次第だ。満足度を保ちつつ、お財布も守って、これからもキャンプを楽しもう。