バックパックは、使っていくうちに汗やホコリ、泥などが蓄積していきます。そのままにしておくと、生地が劣化したりカビが発生したりニオイが気になったりと、さまざまなトラブルが生じます。
愛用のバックパックを長く使い続けるためには、適切なお手入れが重要です。しかし、「どうやって洗えばいいのかわからない」という人も多いことでしょう。
考えてみると、バックパックのメンテナンスについては知らないことばかりです。そこで、石井スポーツ ヨドバシさいたま新都心駅前店の小此木夢さんに、「バックパックのお手入れ方法と保管方法」を聞いてみました。
■バックパックの丸洗いは避けたい
「バックパックのお手入れをする前に、やっていただきたいことがあります」と小此木さん。「登山に行く前に、バックパックの表面に撥水スプレーをムラなく吹きかけてください。そうすることで、汚れが付きにくくなり、お手入れがラクになります」(小此木さん)
これはバックパックの撥水性を長持ちさせるメリットもあるので、ぜひ実践しておきたいですね。登山に行く2、3日前にスプレーしておき、しっかりと乾燥させることが重要です。
撥水スプレーで汚れがつきにくくなるなら、バックパックを洗う必要性もなくなりそうですね。「実は、バックパックの丸洗いはあまりオススメしません。丸洗いすることで、生地裏のコーティングや縫い目などが傷んでしまうおそれがあるからです」(小此木さん)
■洗うときは部分洗いでしっかりと乾かす
では、汚れがあるときはどうすればいいでしょうか。「泥汚れなどがある場合は、ブラシなどを使って落としてください。もし汚れがひどいときは、該当部分だけを濡らして、中性洗剤を使ってブラシなどでこすり洗いをするといいでしょう」(小此木さん)
洗剤が残っていると、生地が変質してしまう心配があります。しっかりと水で洗い流して陰干しし、十分に乾かすようにしましょう。背面やショルダーハーネスの汗も気になりますが、洗剤で洗うと変質するおそれがあるので、固く絞った布で拭き取ってから陰干しし、除菌剤などで消臭するのがオススメです。
「もし全体的にバックパックの汚れが気になる場合は、大きな容器で押し洗いをしていただき、陰干しでしっかりと時間をかけて乾かしてください」(小此木さん)。なお、素材によっては水洗いや洗剤がNGの場合もあるので、お持ちのバックパックの取扱説明書を確認しておきましょう。