キャンパーにとって、クッカーは必需品といえる調理用具の1つだ。今回は道具を増やしたくないという理由でクッカーを導入していなかったアウトドア歴12年超の筆者が選んだコールマン「パックアウェイソロクッカーセット」のメリット・デメリットについて解説したい。

■「クッカー不要主義者」が結局クッカーセットを購入した理由

 長年クッカー不要主義者だった筆者が、購入を決意した理由は、シンプルに「お湯を沸かしたかったから」である。食事をカップラーメンだけで済ませたい時や、コーヒーだけ飲みたい場面で、必要な分だけサッと沸かしたくなったのだ。

 ただし道具を増やしたくない筆者としては、せっかく購入するならヤカン兼調理用鍋としても使える多機能なクッカーがよいと考えた。

 そこで数あるクッカーの中から検討した結果、アニメ『ゆるキャン△』でも話題になった「パックアウェイソロクッカーセット」にたどり着いたのである。

■コールマン「パックアウェイソロクッカーセット」の仕様

購入の決め手となったポットの注ぎ口は2か所

 このクッカーは大小2つの鍋のセットなのだが、公式サイトでは大きいほうがポット、小さいほうがカップという表記になっている。

 選んだ最大の決め手は、ポットに「注ぎ口」がついている点。これにより、お湯が注ぎやすく、うっかり縁からこぼれることもない。クッカーの内側は焦げつき・こびりつきがしにくいフッ素樹脂(テフロン)加工とも呼ばれる「ノンスティック加工」。アルミ製で軽く、収納サイズがコンパクトなのも気に入った。

 また、ポットの側面にはml、oz(オンス)の2種類の目盛りがついており、mlは200ml刻みで800mlまで、ozは4oz刻みで24ozまで計ることができる。カップは小鍋、蓋、フライパン、取り皿、マグカップの役割を担う。

 実はイワタニ・プリムスに、サイズ、仕様に至るまで非常によく似た商品があり、こちらのほうが価格も安いため、最後まで迷った。大きな違いはポットの注ぎ口で、コールマンが持ち手側から見て左右2か所あるのに対して、プリムスは1か所、左側のみ。この形状から推測するに、プリムスのクッカーは右手で持つことを前提にしているようだ。

■ノンスティック加工は効果絶大!  使用感と今までの調理の一例

白米炊飯。ノンスティック加工により、底に米がこびりつかない

 やかん代わりとしての性能については、カップで蓋をすることができるのでゴミが入らず、しかも熱が逃げないためか短時間でお湯を沸かせる。

 ポットの目盛りのおかげで、カップラーメンに必要な水量を容易に計量できる。また、コーヒー1杯分くらいであればカップ単体でお湯を沸かすことも可能だ。

炊き込みご飯も問題なくできた

 お湯を沸かす以外にも、こびりつきにくいノンスティック加工のおかげで料理の幅が広がった。白米炊飯、炊き込みご飯、焼き餃子、目玉焼きなどがストレスなくできる。

 一人分の麺類や鍋ものにも向いており、忙しい朝はうどんか、蕎麦にするとスピーディーだ。シェラカップを合わせて使うなど、工夫次第で料理のバリエーションがさらに増えそうだ。