■秋色に染まる稜線! 八方池から唐松岳へ続く絶景ルート
八方池で奇跡の絶景を目に焼き付けた後は、勢いそのままに唐松岳山頂を目指す。秋の八方尾根は、ナナカマドの赤やダケカンバの黄色で山肌が一面彩られている。足を進めるたび、刻一刻と表情を変えていく雲海と白馬連峰。どこを切り取っても絵になる風景に、登りの疲れも吹き飛んでしまう。
稜線上まで登ると、西には聳え立つ立山連峰や剱岳のスリリングかつ壮大な岩壁が広がる。振り返ると歩いてきた八方尾根が赤・黄・緑が織りなす秋のグラデーションがどこまでも広がっていた。360度どこを見渡しても息をのむ大パノラマだ。
■一度は訪れたい! 秋の色彩と絶景に出会う北アルプス旅
駆け足で過ぎ去ってしまう高山の秋。街の喧騒を離れ、一足早く紅葉を全身で体感してみてはいかがだろうか。厳しい条件を乗り越えた先で出会える八方池の絶景と、唐松岳の稜線美。そこで味わう感動は、間違いなく一生の思い出になるはずだ。
なお、紅葉シーズンはたくさんの人が訪れるため、リフトや登山道も混雑する。「帰りのリフトに間に合わなかった」ということがないように、余裕をもった計画を立てておこう。早い時間帯ほど観光客が少なく、自分のペースで歩きやすいため、唐松岳山頂を目指す場合は早出早着を心がけたい。
黒菱第3ペアリフトの管理通路(黒菱駐車場から黒菱平まで)は、事故防止のため通行禁止となっている。必ずリフトを利用したい。
また、10月の唐松岳は冷え込むと氷点下になることもある。登山装備はもちろん、防寒対策は必須だ。八方池までの往復でもコースタイムは約3時間と決して短くはない。八方池は観光スポットのイメージが強いが、事前にコース情報を確認したうえで、動きやすい靴や服装をしっかり準備して楽しみたい。
※紅葉やリフトの運行状況などの最新情報は、白馬八方尾根スキー場ホームページをご確認くださいhttps://www.happo-one.jp/
【交通アクセス】
黒菱第3リフトへのアクセスは自動車に限られる。黒菱第3ペアリフトの黒菱駐車場まで上信越自動車道・長野ICから1時間20分、長野自動車道・安曇野ICから1時間20分、北陸自動車道・糸魚川ICから1時間10分。駐車場は約200台駐車可能(無料)。公共交通機関の場合は、麓にある八方ゴンドラリフトを使用する。ただし、運行時間が8時~16時50分で唐松岳への日帰り登山での使用は非推奨。
●【MAP】唐松岳
【黒菱平~八方池~唐松岳往復コース】所要時間
黒菱平(0:00)→ 八方池山荘(0:35)→ 八方池(1:35)→ 丸山(2:55)→唐松岳頂上山荘(3:50)→ 唐松岳(4:15)→ 唐松岳頂上山荘(4:40)→丸山(5:25)→ 八方池(6:30)→ 八方池山荘(7:15)→ 黒菱平(7:40)
歩行距離:約11.8km
累積標高差:登り 1,200m、下り 1,200m
合計所要時間:7時間40分